ノロウイルス 列島に猛威 2次感染防止に焦点
猛威をふるっているノロウイルスを原因とする感染性胃腸炎。感染患者は過去最大の規模に達し、流行のピークを迎えている。
食中毒で職員がノロウイルスに感染した秋田県庁では、16日から4つの庁舎のすべてのトイレの一斉消毒を行うなど、2次感染防止に向け異例の措置に乗り出した。
厚生労働省が警報値とする1医療機関あたり週20人の患者報告数を超えた都道府県は26都府県。感染拡大を防ぐ鍵は人から人への2次感染防止だ。
ノロウイルスは感染力が強く、石鹸やアルコールを使った清掃では死滅しない。吐瀉物を掃除する時などに手についたウイルスが、蛇口やドアノブなどに付着。トイレを使う人に感染していくのが感染拡大のパターン。
厚労省は今月上旬ノロウイルスに関するQ&Aを改訂し、HPに掲載。2次感染防止に焦点を置き、患者の便や吐瀉物に直接触れずに処理し、汚れた場所を塩素系殺菌消毒剤で消毒することや、徹底的な手洗い、調理器具の洗浄・殺菌、食品の加熱などの感染防止策を示した。
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