岸田今日子は個性派女優 砂の女 ムーミン
映画「砂の女」やアニメ「ムーミン」の声などで知られ、演劇でも活躍した個性派女優の岸田今日子さんが17日、脳腫瘍による呼吸不全のため都内の病院で死去した。76歳。東京都出身。
岸田今日子
さんの父は、劇作家で文学座創立者の一人である故岸田国士。1950年に初舞台に立ち、文学座で「サロメ」などに出演した後脱退、劇団雲を経て演劇集団円の創立に参加した。
主な舞台に「今日子」「更地」など。「こどもステージ」をはじめ、劇作家別役実さんの作品に数多く出演。
ミステリアスな雰囲気で喜劇からシリアスな役まで幅広く演じた。
安部公房原作、勅使河原宏監督の砂の女で、昆虫採集に来た男を砂の世界へ引きずりこむ女の役を演じ、海外でも高い評価を受けた。60年代からムーミンの声を務めるなど、独特の声質と語り口で人気を集めた。
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