フィルタリングがネットの健全化に
有害サイトの利用に制限をかけるフィルタリング技術 ネットの健全な利用については、インターネットプロバイダやソフトウエア事業者なども自主的な取り組みを積極的に行っている。 特に親が知っておくとよいのは、有害サイトの利用に制限をかけるフィルタリング技術だ。 ケーブルテレビやCS/BS放送には子供がアダルト番組を見られないように、親が視聴できるチャンネルを制限するペアレンタルロック機能がついているが、そのインターネット版といえば分かりやすいかも知れない。
フィルタリング技術は、ブラック/ホワイトリスト型、キーワード/フレーズ型、自主格付け型、の3つの方式が存在している。 ①ブラック/ホワイトリスト型は、プロバイダのサーバーや利用者のパソコンに、見てはいけないサイトのブラックリスト、あるいは見てもよいホワイトリストをあらかじめ登録しておき、それに基づいてインターネットの利用を制限する最もポピュラーな方式。 確実な反面、リアルタイムな対応は難しい。 ②キーワード/フレーズ型は、「裸」「自殺」といった特定の言葉や画像に対して制限をかけることができる。 リアルタイムな対応はできるが、隠語などが使われている場合、それを網にかけることは難しい。 ③自主格付け型は、情報発信側が自主的にサイトの内容を格付けし、それをもとにフィルタリングするものだ。 日本経済新聞 05/7/28 夕刊 ○ フィルタリング技術
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